ハッブル宇宙望遠鏡は、2006年に大きな二つの渦巻き型銀河の衝突の姿を鮮明に捉えました。この二つの銀河は、南天のカラス座の中にある"アンテナ銀河"と呼ばれる銀河で、”NGC4038”と”NGC4039”の銀河の衝突の姿です。 この"アンテナ銀河"は、地球から6300万光年の距離にあり、銀河の衝突としては、地球から最も近いものの一つです。この銀河の衝突によって、銀河の中では何十億もの新しい星が作られています。このように活発に星が生成される領域は、スパー・スター・クラスター(super star clusters)と呼ばれています。画像をクリックすると拡大します。 なお、アンテナ銀河の全体の画像は、写真下の表示をクリックして下さい。アンテナ銀河の名前の由来が分かります。